(1)自分の性別、年齢、身長/体重、容姿の特徴など、簡単なプロフィール
男/34歳/174cm・66kg。
都内勤務の会社員(事務職寄り)。見た目は、よく言われるのは「塩顔」「優しそう」。髪は短め、黒縁メガネの日とコンタクトの日がある。運動不足だが週1でジムに行っているので、体型は標準くらい。
服装はシンプル派で、その日はネイビーのジャケットに白T、黒スラックス。自分では“無難で清潔感はある”と思っているけど、オシャレ上級者ではない。
(2)マッチング前に知らされていた相手のプロフィール
女/29歳/160cm前後(プロフィール表記は159cm)/接客業(美容系)
写真は3枚。
1枚目はカフェで笑っている自然な写真、2枚目は横顔、3枚目は後ろ姿+景色。加工は強すぎず、雰囲気は“今っぽい透明感ある人”という感じ。芸能人で言うと、今田美桜さん系の目元の華やかさと、川口春奈さんっぽい健康的な明るさを少し足したような印象(もちろん本人の方が親しみやすい雰囲気)。
自己紹介文は長すぎず短すぎずで、「休みの日は散歩、カフェ、映画。いきなりタメ口すぎる人は苦手です」と書いてあって、地雷回避の線引きがちゃんとしてるタイプだなと思った。
お酒は“少し飲む”。恋愛に関しては「フィーリング大事」。この一文がいちばん難しいやつ。
(3)使用したアプリ(使用頻度や気に入っている点など)
使ったのは、いわゆる大手のマッチングアプリ(恋活寄り)。
頻度は、平日は夜に15〜20分、休日にまとめて見るくらい。
気に入っている点は、
- 価値観タグがあるので話題の取っかかりを作りやすい
- 本人確認がしっかりしていて、変な業者っぽさが比較的少ない
- 会う前に通話機能が使える(今回は使わなかった)
逆に難しいのは、文章がうまい人ほど実物とのギャップを想像してしまうこと。あと、こちらが慎重になりすぎるとタイミングを逃す。今回の相手は、そのちょうど境目みたいな人だった。
(4)マッチング目的
建前じゃなく本音で言うと、ちゃんと恋人候補を探したい気持ちが7割、久しぶりのときめきがほしい気持ちが3割。
年齢的にも、ただダラダラ会うだけの関係はしんどい。でも、最初から結婚前提の面接みたいになるのも違う。
今回の彼女は、メッセージのテンポが合っていて、返信の温度も安定していたので、「この人は会って話したらもっと良いかも」と思った。
下心がゼロと言えば嘘になるけど、少なくとも“その日どうこう”を狙うつもりではなく、まずは空気感を見たかった。
(5)マッチング時のできごと(時系列や、その時に頭の中で考えていたことなど詳細に)
約束は金曜の19時、新宿駅南口。
平日の新宿って、仕事終わりの人の顔がみんな少し疲れていて、でも金曜だから少しだけ浮ついていて、その混ざった感じが独特だと思う。自分も例外じゃなく、18時半に会社を出た時点でちょっと緊張していた。
事前のやりとりでは、彼女が「人が多すぎると見つけられないかもなので、高島屋の入口寄りでもいいですか?」と提案してくれていた。こういう具体的な提案ができる人、かなり好印象。
こちらが5分前に着いて「着きました。柱の近くにいます」と送ると、すぐに既読がついて、「あと2分くらいです、黒のコート着てます!」と返ってきた。
2分後。
人混みの向こうから、黒のロングコートにアイボリーのマフラー、髪をゆるくまとめた女性がこちらを見ながら少し歩幅をゆるめた。
「あ、たぶんこの人だ」と思った瞬間に向こうも気づいたみたいで、軽く会釈。
第一印象は、写真より大人っぽい。そして、いい意味で“盛ってない”。
内心かなり安心した。正直ここ、最初の関門なので。
「こんばんは、〇〇です」
「こんばんは、△△です。すみません、ちょっとだけ遅れました」
「全然です、今来たところです(←言ってみたかったやつ)」
ここで彼女が少し笑ってくれて、最初の緊張が少しほどけた。
店は、南口から少し歩いた裏通りのイタリアンバル。金曜で騒がしすぎる店だと会話が死ぬので、カウンター席のある少し落ち着いた店を予約しておいた。
歩いている途中、彼女の歩くスピードがこちらとほぼ同じで、地味に感動した。歩幅が合う人って、会話の相性も悪くないことが多い気がする。
店に入って、最初の乾杯。彼女は白ワイン、自分はハイボール。
最初は仕事の話から。美容系の接客業といっても、単に華やかというより体力勝負らしく、「立ちっぱなしで足が終わる日があります」と笑っていた。
その笑い方が、作っていない感じでよかった。
メッセージだと丁寧な印象だったけど、実際に話すとテンポが良くて、ツッコミも上手い。こちらが少しボケるとちゃんと拾ってくれる。心の中で「助かる……」と思った。
30分くらい経った頃には、だいぶ空気が温まってきた。
映画の話になって、彼女が「重すぎる作品も好きだけど、金曜の夜は頭使わないやつ観たい派」と言ったので、そこから一気に会話が弾んだ。
自分が「わかる。平日に難解なの観ると、エンドロールで反省会始まる」と言ったら、彼女が笑いながら「それ、めっちゃわかります。感想じゃなくて反省会になるんですよね」と返してくれて、この時点でかなり“また会いたい”寄りに傾いた。
途中、料理を取り分けようとした時に、彼女が「ありがとうございます、こういうの自然にやる人なんですね」と言ってきた。
たぶん社交辞令も少し入ってる。でも、言われて嫌なわけがない。
こちらも調子に乗りすぎないようにしつつ、「いや、家ではやらないです。外面です」と返したら、また笑ってくれた。
この“軽口が通る”感じ、かなり大事。
2杯目以降、お酒が少し入って、会話は恋愛観の話へ。
彼女は「連絡頻度は多すぎなくていいけど、雑なのは嫌」と言っていて、その感覚がすごく現実的だった。
自分も「毎日長文は続かないけど、雑な返信が続くと気持ちが冷えるのはわかる」と返した。
お互いに“理想だけ語る”というより、“続けられる範囲で心地いい関係がいい”というスタンスで、年齢的にも近いからか、かなり話しやすかった。
ここで少しだけ、ややH寄りの空気になりかけた場面があった。
きっかけは香水の話。
彼女が「香りフェチなんですよ。人によって落ち着く匂いってあるじゃないですか」と言い出して、こちらが「それわかります。すれ違った時に、あ、いい匂いってなると記憶に残る」と答えた流れで、
「今日、△△さんも柔軟剤っぽい匂いでなんか安心します」
と言われた。
正直、ここで心拍数は上がった。
こういう“露骨じゃない褒め方”って、不意打ちでくるから強い。
こっちも変に照れ隠しして失敗したくなくて、「それはうれしいです。たぶん洗剤のCMに出られる日が近いですね」と無難に返したら、彼女が「そこはもう少し乗ってくださいよ(笑)」と。
この一言で、彼女が思ったより距離の詰め方が上手い人だとわかった。
ただ、同時に“ここで調子に乗ると雑になる”とも思ったので、あえてペースは崩さなかった。
店を出たのは21時半前。
「もう一軒どうします?」と聞くと、彼女は少し考えて「明日朝早くなければ行きたかったんですけど、明日ちょっと予定があって…でも、少しだけ散歩したいです」と言った。
この返しも上手い。断るだけじゃなくて、余韻を残してくれる。
新宿の大通りを少し歩きながら、酔いを冷ますことにした。
夜風が思ったより冷たくて、彼女がマフラーを直した時に、髪がふわっとほどけた。
何気ない仕草なのに、なぜかやたら印象に残っている。
並んで歩いている時の距離は近すぎず遠すぎず。肩が触れることはないけど、信号待ちで半歩近づく感じ。
「あ、これは嫌われてはないな」と勝手に解釈していた。
駅に戻る少し前、彼女が「実は最初、ちょっと緊張してました」と言った。
理由を聞くと、「文章がちゃんとしてる人って、会うと静かすぎるか、逆に圧が強いかのどっちかのことがあって…」とのこと。
なるほど、わかる。自分も同じこと思う。
「今日はどっちでもなくてよかったです」と彼女。
その言い方が柔らかくて、褒め言葉としてちゃんと受け取れた。
改札前。
解散の空気になって、こちらが「今日はありがとうございました。楽しかったです」と言うと、彼女も「こちらこそ。思ったよりずっと話しやすかったです」と返してくれた。
で、ここで迷った。
次の約束をその場で聞くか、帰ってからメッセージにするか。
昔の自分なら、空気を壊したくなくて帰ってから送っていたと思う。
でも今回は、会話の温度が良かったので、その場で軽く聞いてみた。
「もしよかったら、またご飯行きませんか。今度はもう少しゆっくり話せるところで」
彼女は少しだけ目を丸くしてから、「ぜひ。今度は私もお店探します」と言った。
この“ぜひ”を聞いた時点で、今日の面接(という言い方は古いけど)は成功判定。
最後に、彼女が改札を通る前に振り返って小さく手を振ってくれた。
それだけなのに、帰りの電車でちょっとニヤけた。
34歳にもなって何やってるんだと思いつつ、こういうのがあるからアプリをやめられないんだと思う。
帰宅後、こちらから「今日はありがとうございました。香りの件、地味にうれしかったです」と送ったら、
彼女から「こちらこそ😊 あの返し、CMはちょっと笑いました。次はもう少し乗ってください笑」
と返ってきた。
はい、宿題をもらいました。
(6)今後の展開予想(マッチングを終えて)
かなり前向き。少なくとも次回につながる確率は高いと思っている。
ただ、初回がうまくいった時ほど、2回目で変に距離を詰めすぎて失敗するパターンもあるので、そこは注意したい。
今回の彼女は、ノリはいいけど線引きもできるタイプに見えた。だからこそ、こちらも“わかりやすい誠実さ”を出した方がいい気がしている。
次は昼〜夕方のカフェ+散歩でもいいし、映画→ご飯も相性良さそう。
ややHな雰囲気は出るかもしれないけど、焦らず、まずは「一緒にいると楽」と思ってもらえる関係を作りたい。
(7)この場で相手へメッセージ
先日はありがとう。
最初の待ち合わせで会釈してくれた時点で、ちゃんとしてる人だなと思いました。話してみたら想像以上にテンポが合って、金曜の夜にあんなに自然に笑えたの久しぶりでした。
香りの話、たぶんしばらく覚えてます。
次は“もう少し乗った返し”ができるように頑張ります(笑)。またご飯行きましょう。
(8)この体験談を見ている方へメッセージ
マッチングアプリって、結局「写真が全て」と言われがちですが、実際は会ってからの空気感がかなり大きいです。
今回みたいに、写真の良し悪しよりも、
- 待ち合わせのやり取りが丁寧
- 歩くテンポが合う
- 軽口の相性がいい
- 断り方や距離の取り方がうまい
みたいな要素で、一気に「また会いたい」に変わることがあります。
あと、初回で盛り上がると欲が出やすいですが、そこで雑になると普通に終わります。
自分への戒めも込めて、“次につながる勝ち方”を意識するのが大事だなと思いました。
需要があれば、2回目がどうなったかもまた書きます。
